高齢出産のリスク2011/03/10 18:47

こんにちは、泳げ鯛焼き君♪です。

このblogをごらん頂いている方の中には、私と同じように40代で不妊治療をされている方も多いと思います。

夢を持って頑張っているときに水を差すようですが、このことも気に留めて置いてください。

女性が40を過ぎて妊娠するということには、大きなリスクもあります。
それは、妊娠から出産までの道のりも若い人たちに比べて様々な困難がでてくるのですが、私たちが妊娠反応が出てすぐに受けたカウンセリングで初めて知ったことは、女性が高齢になるほど遺伝子異常による先天的な病気(ダウン症など)を子供が持って生まれてくる確率が相当高くなるということです。

男性はいくつになっても子供を持つことが出来ますね。それは、精子というのはその都度作られるので、男性が健康であればいくつでも健康な精子ができるのだそうです。逆に、若くてもストレスなどの影響で奇形の精子が沢山出来ることも、元気に動き回れないこともあるのだそうです。3ヶ月前の心身の状態が影響するそうです。

これに対して、女性の卵子は自分が生まれたときにすでに一生分の卵子を持って生まれてきているので、40歳になったら卵子も40歳なのだそうです。つまり、20代の卵子に比べて高齢化しているので、受精のために遺伝子が分割する際にうまく分割できずに奇形になったり、分割が2分割ではなく不具合が起きる確立が高まるのだそうです。これはちょっと神様不公平ですよね。

受精は男性と女性の遺伝子が半分ずつくっついて出来るので、そのとき分割がうまく行っていない卵子と受精することで、病気になったり、そもそも妊娠に至らない流産や死産で終わってしまう受精卵が出来てしまうことが多くおきるということです。もしくは、先天性の病気や障害を持った子供がうまれやすい。

私たちは、そんなこと全然知らずに妊娠反応が出て喜んでいるときに、必ずこのカウンセリングを受けるように言われました。つまり、遺伝子異常がないかどうかの検査を受けるかどうか決めるためにこのような説明を延々と聞きました。

私たちは、せっかく授かった命、今更異常が見つかったとしてどうするのですか?あきらめるでも言うのですか?という気持ちでしたので、検査は受けませんでした。

実際に検査は妊娠中4ヶ月目か5ヶ月目か位に行います。そのため、産婦人科に妊婦検診で行くたびに検査を受けるよう薦められましたが、断りました。検査による流産の危険もあるのです。双方の確率を比べて、40代は異常の確率のほうが高いから受けろという論理です。

私たちは納得できませんでした。
だったら、出産後に病気や障害が見つかった場合、ちゃんと向き合うことが出来るか?そんなにちゃんとした覚悟があったわけではありません。でも、その時はそのときだから、そうなってから考えようということにしました。

幸い様々な検査を受けましたが今のところ何も異常は見つかっていません。

妊娠して嬉しい!と思っているときに突き落とされるようなことを言われ、戸惑い、悩みました。

妊娠後には楽しいことばかりが待っているのではないということも、少し頭に入れておいてください。

そして、産婦人科に移ってからも出産までに散々耳にたこが出来るほど高齢であることの不利益、困難、危険性を言われます。そんなことにへこんでいられません。私は、「そんなこと承知の上です。危険だからこそ、わざわざ遠いのに大学病院を選んで来たのです。リスクを交わして無事出産させてくれるのがあなた方Dr.の仕事でしょ」という気持ちで向き合っていたので、腹が立つことも、悔しいこともありませんでした。でも、素直にDr.の話しを聞いてしまうと相当へこむと思うので、これも覚悟しておいてください。

とにかく、絶対元気で可愛い子供をこの手に抱くんだ!という気持ちを強く持っていたら、何がきても怖くないですよ♪

ふと、思い出したのでこんなことを書いてみました。

今日はまた、ダーリンが当直なので姫と二人でお風呂に入ってきます。

それではまた、ごきげんよう(^-^)/