放射能汚染・・・専門家による解説に疑問符2011/04/07 16:45

こんにちは、泳げ鯛焼き君♪です。

4月14日から夫が参加するはずだった輸血学会が中止になったので、私たちも東京行きをキャンセルしました。

友人に会う約束をしたり、色々スケジュールを考えていたのですが、やはり水の問題や余震が怖いのでこの際行かない決断をしました。

行くつもりでいたので、水はこちらから買ってもって行かなければ、とかいざと言うとき余震が来たらどこに避難すればいいのかとか、夫が学会参加中で別々のときに何かあったらどうやって連絡を取ればいいのかなど、相談することは山盛りでした。

が、どれもはっきりしないまま中止に。
ほっとするやら、残念やら。

しかし、行くつもりで情報を集めていたので宿泊予定だった東京新宿周辺の大気中の放射能濃度も毎日新聞でチェックしていました。

ここで大きな疑問が。

テレビで解説している専門家と言う人たちは平気でこんなことを言います。

大気中の放射能は、そんなに遠くまで飛んでいって拡散するわけではないので、現在避難勧告や屋内退避が出ている地域より遠い首都圏などでは心配する必要は全くありません。

同じ人が、放射性物質の濃度について解説するとき、

通常世界中の土壌や大気にはある一定の放射性物質が含まれています。それは、以前世界各地で行われた核実験により放射能が拡散したためで、一般的に誰でも微量の放射能は日常生活で浴びているわけです。

つまり、アメリカやソ連の行った核実験で放射能が飛んできたんでしょ?
福島の放射能が何で東京や大阪に飛んでこないと言うわけ?

だから、専門家と言う人たちは信用できないの。
私はとっても懐疑的です。

だからといって、じゃあどこに逃げれば安全か?
そんなところは地球上にないじゃないの。
今いる神戸で普通に暮らすしかないのよね。

一方で、40代を過ぎた人には放射性物質の危険性は、他の危険(たとえばタバコやアルコールなどの嗜好品による癌の危険性や交通事故など)と比べて確率が高いとは決して言えない。そのため、現在言われているような程度の放射能であれば恐れる必要はない、と私自身は思っています。

ただし、姫は1歳の乳児なのでそういうわけには行きません。
水も微量でも心配だし、当然私が食べるもので微量な放射性物質が蓄積されてやがて濃度が濃くなっていくのではないかと言う心配は、もちろん持っています。

そのため、野菜は今まで以上にしっかり洗い、茹で時間を長めにしています。歯ごたえや触感は悪くなりますが、この際我慢(笑)

野菜も魚も半減期を考えて、新鮮なうちにと慌てて食べないで8日経って食べれば半減するわけね、と思うとなんだか少し肩の力が抜けます。

あまり気負わず、しかし自分なりに情報を取捨選択して、納得の行く生活を送りたいと思うのです。専門家の解説だけに頼るのではなく、自分の判断もしっかりしたいなと。

それにしても、神戸産のキャベツがシンガポールで放射能汚染と発表されたことには驚きました。近頃スーパーの安売り野菜には、タイ産の玉ねぎとか、インドネシアのスナップエンドウとかメキシコ産のアスパラとか良く見かけますが、神戸産のキャベツがシンガポールで売られているとは。

一体いくらで売られているのでしょ?
そのことに興味を持ちました。

神戸市が調査したところ、兵庫県産のキャベツ、レタスには放射性物質は確認できなかったそうです。兵庫県はシンガポールの当局と外交ルートを通じて輸入ルートや、検査結果について問い合わせ中とか。早く安全を先方にも認めて欲しいけど、こんなご時勢ではどうなることやら。

海水に汚染水を垂れ流してしまったことで、地元漁協が抗議したと同様に韓国も抗議しています。当然ですよね。韓国も日本同様海産物を良く食べます。人事ではない心配が自分たちにも差し迫っているのですから、ずっと原発のニュースを注視していたはずです。

私たちが反対の立場だったとしても、当然許されない行為だと断固抗議するでしょう。

どれほど切羽詰った状況だったのか解りませんが、一言断りを入れてからやるべきだったと、今回のことに関しては思います。

今後もまだまだ汚染水の垂れ流しが続くようであれば、早い段階で状況を率直に説明して理解してもらうべきでしょう。

私は、魚屋だっただけに海洋汚染についてはやっぱり野菜ほど穏やかではいられません。魚さんたちに極力影響が出ない方法で進めて欲しいけど、きっと難しいのだろうな。

早く収まって欲しい、原発事故。

それではまた、ごきげんよう(^-^)/