45歳9ヶ月から初出産に挑む日記

こんにちは、泳げ鯛焼き君♪です。

ちょっと考えてしまうことで、重いので別建てにしました。

今日、帰宅してからつけていたテレビで、たまたま終戦間近の東京大空襲についてやっていました。

今まで何度も聞いていたけど、写真を見せられて、一夜にして１０数万人死亡の数字には圧倒されました。

写真を撮った方は、

「我々は映像を隠ぺいするために撮影したのではなく、開示して国民に診てもらうために撮影したのであって、隠ぺいされたのでは意味がない」

というようなことをおっしゃっていました。

確かにひどい。

一般市民が真っ黒焦げになって横たわっているのです。

今、世界中で紛争が絶えず、特にシリアでは毎日ひどい状況が伝えられます。

国連はそれに対して何の手立ても打てず、先進国は互いになじりあい。

アメリカも偉そうに、

一般市民を標的にした攻撃は許せない！

と声を張り上げますが、ちょっと待ってください。

６７年前、日本中の一般市民めがけてB29を落としまくって国土を焼きつくし、最後には原爆まで落として一瞬で数十万人の命を奪ったではありませんか。犠牲になったのは、兵士ではなく一般人。
狙われたのは、基地や工場ではなく、市の中心部です。

これについて、何か反省の弁はないのですか？

それでよその国を責めても、それは無茶というものでしょう。

以前、アメリカ人の友人から南京大虐殺のことを数字をあげてひどい行いだ、日本人は中国に謝罪していないし、賠償もしていない。ドイツ人はユダヤ人に謝罪して賠償しているのに、と言われ、反論できない自分をもどかしく感じたことがありました。

確かに、彼女の言っていることは中国人がアメリカで流しているプロパガンダそのもので、日本人の言い分を全く無視した内容だと思いました。

しかし、私自身南京大虐殺と言われる事件の内容を詳しく数字まで覚えているわけでもなく、その後の交渉で国家賠償をしているのでその件については二国間で終わっているということも、きちんとその場で反論できず、悔しかったです。

そして、先日長崎の平和記念式典を初めて生中継で見ました。
こんな内容だったとは知りませんでした。広島の式典は何度も見ていましたが。

広島にしても、長崎にしても、原爆を落としたアメリカを一言も恨んでいません。謝れとも言いません。彼らが式典で述べているのは、そういうつらい過去を経験した私たちだからこそ、戦争は二度と起こしてはいけないし、このような無差別殺戮兵器を使用してはならない。そのことを世界中の一人でも多くの人に解ってもらいたいと、毎年毎年訴え続けているようです。

毎年毎年、終戦記念日の靖国神社の参拝に文句をつける中国や韓国政府。

謝れ、金を払えの一点張りの両国の姿勢に対して、日本人の訴えは土俵も視点もまるで違いますね。

改めて、日本人であること、広島や長崎の人々の努力を誇りに思います。

私自身、今まであまり戦争について興味を持ってこなかったけど、戦争を語ってくれる人がどんどんいなくなる時代だからこそ、今のうちにもう少し興味を持って日本人の視点から戦争を知る必要があると思う。

それが、今の領土問題にもつながっていくことだろうから。

このところ、夫婦でそんな話題をよく口にする。
姫が大人になるまでには、私たちなりの考え方を彼女を交えて話す必要があると思うから。

震災、原発も大事。増税や、選挙制度、議員定数の話も大事。
同じように、戦争のことも大事だと思う。
日本人の立場として、何が正しいかではなく、自分たちなりの考え方をちゃんと持っていかなければ。

娘には、親しい友人と戦争の話になったとき私のように悔しい思いをしないよう、ちゃんと自分の思いを語ってほしいから。

そんなことを思っている、暑い夜です。

また、寝られそうにないなぁ。

それではまた。